2015年 6月 24日

スイス音響学会における発表

スイス音響学会における発表
NTi Audioはスイス音響学会の2015年春季ミーティング特別フォーラムにおいて、プレゼンテーションの機会を得ました。フォーラム当日は、主要な測定器メーカーのエンジニアによる、様々な音響測定ソリューションの紹介と実際のデモンストレーションが実施されました。参加者は音声明瞭度を定量化する方法、残響時間測定、遮音性能測定、環境騒音について多くの知識を得ることができました。

スイス音響学会(SGA)は、今年のミーティングテーマに「Practical Sound Measurements」(実用的な音響測定)を掲げました。環境騒音、音声明瞭度、残響時間、空気伝播音の遮音特性の測定に関して、それぞれの会場に分かれて理論と実務について討議されました。参加者の方々にとっては、様々なメーカーが提供している測定器とソリューションを一度に比較できるこのうえない機会でした。NTi Audioは、音響技術者にとって最適の選択肢としてXL2オーディオ&アコースティックアナライザを提案しました。XL2は今回のミーティングで討議される全ての測定項目についてワンストップソリューションを提供できます。NTi Audioのプレゼンターは、多岐にわたる機能性、再現性の高さ、直観的な操作性を強調しました。

環境騒音
環境騒音測定に関し、NTi Audioはこの分野のエキスパートとしてXL2サウンドレベルメータ、屋外用マイクロホン、データエクスプローラ・ソフトウェアを組み合わせ、あらゆる天候に対応する測定パッケージを紹介しました。このパッケージでは、容易な測定プロセスと共に、PCによる素早いデータ解析、レポート作成が可能となります。

音声明瞭度
NTi Audioは、音声明瞭度測定器におけるマーケットリーダーとしての地位を確立しています。今回は複数のパーティションで区切られた広いオフィスをシミュレートし、デモを実施しました。そして、XL2はあらゆる条件下で一貫して再現性の高い測定値を算出しました。他の機器との直接比較では特に、使い易さ、周囲騒音の補正という点で傑出していました。

残響時間
XL2はRT60の測定用信号源に関し、インパルスとゲートノイズの両方に対応しています。今回のデモでは、NTi AudioのDS2 12面体スピーカーとクラッパーボードを使用しました。ここでも、XL2は一貫して再現性の高い測定値を示し、測定器としての高い信頼性を立証しました。

空気伝播音の遮音特性
この測定で使われたセミナールームは、スライド式パーティションで分割されました。空気伝播音の遮音特性を測定することにより、例えば両方の室内で同時にお互い干渉せずにコンファレンスが可能かどうか分かります。DS2 12面体スピーカーからサウンドレベルと残響時間測定用にそれぞれのテスト信号を出力し、XL2で測定しました。遮音特性の測定結果から、例えばスライド式パーティションのエッジシールが欠けている、または破損していないことが分かりました。NTI Audioはここでもパッケージ化された測定ソリューションを紹介しました。

実用的観点からの評価
参加者の方々には、様々なメーカーのサウンドレベルメータをメーカー担当者からの説明なしで実際に使用していただきました。その結果、XL2が傑出してシンプルなユーザーインターフェースを装備し、実用的であると評価されました。

今回のミーティングが数日で予約満席となったことから、多くの音響技術者があらゆるメーカーの測定器と測定ソリューションを直接比較したいというニーズがあることが分かりました。NTi Audioはこのような専門家向けのオープンセミナーの利点を改めて認識しました。そして今後もこのような機会を心待ちにしています。


スイス音響学会(SGA)について詳しくは こちら


プレス用の写真がこちらからダウンロードできます。


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