2016年 3月 3日

XL2測定データの真正性が判別できます

XL2測定データの真正性が判別できます
XL2オーディオ&アコースティックアナライザは、測定データをテキストファイルに自動で保存します。最新のファームウェアバージョンでは、エンコードされたチェックサムが測定ファイル中のデータに追加されました。これにより測定データが原物かどうか保証され、第三者が誤ってデータを変更することが防げます。


ハンドヘルド型XL2アナライザは、1台でパワフルなサウンドレベルメータ、プロ向けのアコースティックアナライザ、高精度なオーディオアナライザの働きをします。XL2は測定中、測定データを継続的にSDカードにテキストフォーマット(.txtファイル)で書き込みます。ファイルはテキストエディタ(例えばノートパッド、ワードパッド)で開くか、直接エクセルにインポートできます。

ドキュメンテーションの新しい機能

XL2アナライザに新しい機能が加わりました。エンコードされたチェックサムを各データファイルに追加できるようになりました。このチェックサムにより、第三者が試みようとするデータ操作から真正性を守ります。NTi Audioプロダクトマネージャー、Berno Nigschは次のように述べています;「これまで、お客様はXL2のスクリーンショット機能を使い、測定データの真正性を証明していました。チェックサムによりデータ承認のプロセスがより厳重になるため、今後はスクリーンショット機能を使う必要がなくなります。チェックサムは何時でもデータの真正性を確認できます。XL2ユーザーの方々におかれましては、効率的になったドキュメンテーション機能を使っていただき、核となる業務に専念いただけるものと存じます。」

File Validatorソフトウェアによる真正性の確認


XL2測定ファイルの真正性の確認については、「XL2 File Validator」PCソフトウェアを使用します。当ソフトウェアは、測定ファイルの全ての内容について保存されたチェックサムと比較します。そして、1回のボタン操作で測定レポートを検証することができます。Berno Nigschは、「このチェックサム機能は、全てのXL2ユーザーにもう一つの品質保証を提供します。測定データの真正性と共にトレーサビリティを裏づけることができます」と付け加えています。

チェックサム機能は、XL2アナライザにファームウェアV3.12またはそれ以上が必要です。ファームウェアのアップデートには、XL2のユーザー登録が必要です。ご登録後、XL2サポートページより無償でファームウェアのダウンロードが可能になります。「XL2 File Validator」ソフトウェアも同様にサポートページから無償で入手できます。


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