2015年 6月 18日

XL2アナライザセミナー:中国・寧夏大学

XL2アナライザセミナー:中国・寧夏大学

NTI Chinaは、寧夏大学の建築物理学部の学生向けにオーディオ&音響測定機器セミナーを開催しました。このセミナーではプロオーディオ向けの測定器を操作しながら実践的なトレーニングが実施されました。

NTI ChinaのプロダクトマネージャーEntion Xianは、XL2アナライザ、MR-PRO信号ジェネレータ、TalkBox音響信号ジェネレータの機能について詳しくご説明しました。特に研究室向けの測定アプリケーションや規格に基づいた測定に焦点を当て、測定のキーポイントや実用例についても説明しました。

寧夏大学の建築物理学部では建築音響技術に着目し、主に室内音響の品質や建築騒音をどのようにコントロールするかについて研究しています。この目的に合わせ、Ention Xianは遮音性能および音声明瞭度STIPA測定についても紹介しました。


空気と固体伝播音の遮音性能測定

残響時間RT60や周波数レスポンスRTAなど、遮音性能の評価に関わる全てのパラメータが、ハンドヘルドXL2アナライザで簡単に測定できます。さらにNTi Audioのレポート作成ツールにより、測定値を詳細な報告書としてまとめることができます。

Dodec-DS2-Workflow

図1 遮音性能測定のワークフロー


音声明瞭度STIPA測定
はじめに、XL2オーディオ&アコースティックアナライザを用いた音声明瞭度の測定方法が説明されました。その上で、明瞭度を改善する方法について議論されました。議論には、アナウンスレベル、RT60、SN比、歪み、ロンバート効果など、明瞭度に影響を与える全ての要素が網羅されていました。最後に実際の測定デモが実施され、セミナーは終了いたしました。

STIPA-Workflow

図2 TalkBoxを使ったSTIPA測定のワークフロー


研究室長であるWang Runshan博士はXL2アナライザを次のように評価しています:「このオーディオ&音響測定セットは、簡単で使い易く設計されています。また、クリアな画面と共に、この分野での最新設計の測定器でありながら、非常にリーズナブルな価格です。」さらに、「今回、NTi Audioチームからプロフェッショナルで幅広いトレーニングとテクニカルサポートを受けることができ、非常に嬉しく思っています。」

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