いつ発生するか分からない非常時に備え、コントロールルーム内の緊急アラーム音、マイクロホン、および設置されているすべてのスピーカーシステムが正しく動作するかを確認するため、非常用放送システムは定期的に検査されなければいけません。NTi Audioは、FX100 オーディオアナライザを使用した避難システムの自動モニタリングソリューションを提供しています。
FX100は外部PLC(プログラマブルロジックコントローラ)により、スケジュール管理と測定が実行されます。
モニタリングネットワーク
モニタリングネットワークにおいて、FX100オーディオアナライザが中心的な役割を果たします。FX100の信号発生器は、スイッチャーマトリックスを介してスピーカーに接続されています。同時に、FX100のアナライザーは、スピーカーラインに接続され、スピーカーのテストにはインピーダンス測定が使用されます。さらに、FX100のアナライザーコンポーネントは、NTi Audio M2010 測定用マイクロホンに接続され、PLCによって定期的にトリガーされる聞こえる警報信号をモニタリングし、FX100によって分析します。制御室のマイクテストでは、NTi Audio TalkBoxが信号源として使用され、再びFX100が結果を測定および分析します。
スピーカーの性能は温度や湿度などの環境条件に左右されます。そのため、FX100のアナライザーコンポーネントには、追加の環境センサーを接続して同時にモニタリングすることができます。
NTi Audioでは、TCP/IPインターフェースを経由してホストコントローラーと通信するRT-Speaker用カスタムメードの拡張ソフトウェアを用意しています。