Description
TalkBoxは人の頭ほどのサイズで固体のジェネレータです。適切な周波数レスポンスでSTIPAテスト信号を再生し、内蔵のアンプとスピーカーを通してベストなパフォーマンスを保証します。テスト信号は数種類付属されており、また独自に設定もでき、それぞれ別のアプリケーションに利用できます。
最適な品質
TalkBoxは信頼性のある測定結果が得られるよう最新の品質基準で設計されています。TalkBoxに内蔵されているテスト信号は非常に優れており、最小の歪みで100 Hzから10 kHzの周波数レンジを搭載しています。これにより音声明瞭度STI値を適切に検証することができます。
個体のイコライジング
NTi Audio TalkBoxは精度の高い広帯域ラウドスピーカーを搭載しています。パーフェクトなフラットネスと高品質を保証するため、TalkBoxは先進のFIRフィルタリングとDSPテクノロジーにより個々にイコライズされます。放射特性は幅広い範囲でITU-T P.51 に適合します。

調整済みの出力レベル
IEC60268-16規格では、スピーカー再生出力に対する音圧レベルを1メートル離れた距離で60dBAに指定しています。TalkBoxのレベルはこの規格に準拠して校正されます。操作ミスを避けるため、TalkBoxにはボリュームコントロールがありません。
ロンバード効果
人の声は緊急時に大きくなる傾向があります。これはロンバード効果と呼ばれています。この効果に対応するため、STI-PA信号は10dB増加したレベル(1mで70dBA)を選択できます。
バランスライン入力/出力
STI-PA測定用としてポータブルCDプレーヤーが使われた場合、サンプリング周波数に偏差が発生する恐れがあります。TalkBoxは、バランスライン出力を使用して信号ジェネレータとして機能させることができ、この信頼性に関する問題を完全に解消できます。バランスライン入力を使用し、外部信号をシステムに接続できます。入力された信号は、スピーカー出力がイコライズされるよう内部DSPでリアルタイム処理されます。また、ライン出力へは信号処理なしでループされます。

他のテストシグナル
TalkBoxはSTI-PAテストシグナルの他、ホワイトノイズ、ピンクノイズ、サイン波、ディレイタイム測定用チャープを出力できます。カスタムデザインの信号は、CFカードにロードさせることができ、テスト信号としてシームレスにループされます。
マイクスタンドへのマウント
マイクロホン正面(実際に話す人がいる場所)にNTi Audio TalkBoxを正確に設置するには、標準のマイクスタンドを使用することで簡単に対応できます。一般的なマイクスタンドにボックス底面をマウントできます。

(mic stand not included)
リモートミュート
規模の大きなビルでのSTI-PA測定には、TalkBoxのリモートミュート機能がたいへん便利です。様々な外部スイッチング機器をミュート入力へ接続することができ、例えばモバイルフォンでコントロールするON/OFF機能を構築できます。