室内音響レポーターは、平均残響時間を表形式と、50 Hzから10 kHzの標準グラフで表示します。同時に、中間周波数帯域(Tmid)の平均残響時間も計算されます。
室内音響レポーターソフトウェアは、部屋に追加の吸音材を設置した場合の影響をシミュレーションできます。顧客指定の吸音材やオブジェクトの吸音係数をソフトウェアにインポートすることが可能です。
このソフトウェアは、予測される新しい残響時間や、それに伴う室内音圧レベルの変化を計算します。また、A/V比(吸音面積と室容積の比率)や部屋内の平均吸音係数も表示します。
シミュレーションは、Sabineの公式およびDIN EN 12354-6規格に基づいて実行されます。さらに、吸音性の高い部屋の場合には、Eyringグの公式を用いてシミュレーションを行うことも可能です。