XL2 サウンドレベルメータ
音圧レベル SPL
XL2は、迷惑や過剰な騒音を確認するために騒音公害をモニタリングする装置です。実際の騒音レベルだけでなく、Lmin、Lmax、Leq、および音響曝露レベルLAEなど、さまざまな音量が同時に測定され、A、C、Zの周波数別の重みづけやFast、Slow、Impulseの時間による重みづけでデータが取られます。
イベントレコーダー機能は、設定したレベルのしきい値を超えたら、自動的に測定を開始するか、もしくは外部のキーパッドを手動で操作してトリガーすることができます(オプションのエクステンド・アコースティックパックにより)。
評価レベル Lr
XL2 サウンドレベルメータは、ISO 1996規格に準拠して環境騒音を計測します。その評価レベルLrは、騒音が人に与える長期的な不快感を評価するための尺度です。具体的には、A特性の周波数重み付けの等価連続音圧レベル(LAeq)からさまざまな調整を行ったものです。この数値を通して、騒音が人々に与える持続的な不快感を評価します。
Lr = LAeq + KI + KT + KR + KS
KI |
インパルス性の補正 |
KT |
トーンノイズと情報の補正(調査とエンジニアリング手法に基づく) |
KR |
一日の時間帯に対する補正 |
KS |
特別な状況や騒音源に対する補正 |
これらの補正は標準的なもので、国によって異なります。オプションのデータエクスプローラソフトウェアは、自動的にインパルス性やトーンノイズのある期間を見つけ出し、評価レベルLrを計算します。
パーセンタイル(オプション)
幅広い帯域で音のレベルを統計的に測定し、0.1%から99.9%までの範囲をカバーします。
適用例:
- 道路交通騒音
- 産業騒音
- 騒音公害レベル LNP = Leq + (L10 - L90)
リモート測定(オプション)
USB接続を介してXL2の測定データをオンラインで取得できるようにします。これにより、XL2をノイズモニタリングアプリケーションにスムーズに統合できます。