2020年 1月 29日 A2Bマイクロホンモジュールの測定 車載用オーディオバスA2B*(Automotive Audio Bus)は、アナログ・デバイセズ社が開発した、車内のオーディオ機器とコンポーネントを接続するためのデジタルネットワークテクノロジーです。例えば、車載音声アシストの登場以降多くの車に搭載されるマイクロホンモジュールは、A2Bインターフェースを経由して車載オーディオシステムに接続されます。これらのマイクロホンモジュールは、車に搭載された状態で動作確認する前に、モジュール単体での試験が必要です。 A2Bインターフェースは独自の規格を基に開発されています。マイクロホンを測定するには、A2Bのデータストリームをデコードし、AES/EBUデジタルまたはアナログ信号にコンバートする機能が必要になります。そのような機器の一つが、メンター・オートモーティブ社のA2Bアナライザです。 NTi Audio FX100オーディアナライザとメンター・オートモーティブ社のA2Bインターフェース NTi AudioのA2Bマイクロホンモジュール・テストシステムは、FX100オーディアナライザとメンター・オートモーティブ社のA2Bアナライザで構成されます。このテストシステムでは、A2Bマイクロホンモジュールの持つあらゆる音響特性を調べることができます。また、専用ソフトウェアにより信頼性の高い合否判定も可能です。 通常、A2Bマイクロホンモジュールには3から4個のデジタルMEMSマイクロホンが搭載されています。これにより、車内における主となる音源(ドライバーの声)はローカライズされ、暗騒音が削減されます。モジュールのすべての機能を試験するには、マイクロホン個々のパラメータを絶対値として測定するだけではなく、互いの特性を関連付けて評価することが必要です。NTi Audioのマイクロホンテスト用ソフトウェアを使用すれば、この試験は容易に実施できます。 RT-Micマイクロホンテスト用ソフトウェア ご質問やご相談は こちら *A2Bはアナログ・デバイセズ社の登録商標です。 本ニュースに関連するリンク: A2Bマイクロホンモジュールの品質管理について詳しくはこちら Flexus FX100オーディオアナライザについて詳しくはこちら プレス用記事は こちら ニュース一覧 Categories: オーディオ機器テスト Tags: