2014年 6月 3日

PAレンタル会社におけるスピーカーの性能管理

PAレンタル会社におけるスピーカーの性能管理

PAレンタル会社では、返却されたスピーカーを素早く検査し、性能を維持管理することが大きな課題です。限られた作業時間の中で、どのようにして特性の劣化したスピーカーが次のお客様のもとへ渡るのを防ぐか。そして素早く確実に不具合を発見し、返却したお客様の履歴として残せるか。しかしながら、これら全てをトラックへの積み降ろしの合間に騒音のある環境で実施できるのか。その答えは全てイエスです。

NTi Audioはこれらの要求を満足させる効果的なテストソリューションを提案します。RT-Speakerソフトウェア(スタンダード)とFX100オーディオアナライザの組み合わせにより、PAスピーカーの受入れ検査に最適なシステムを構築できます。このシステムでは、音響および電気的な測定をカバーし、セットアップから測定開始に要する時間は僅か2、3分です。一般的に用いられる測定は、周波数レスポンス、スピーカー感度、PureSound™ によるRub&Buzz(ビリつき)検出です。さらに電気的なパッシブスピーカーのインピーダンスレスポンス、共振周波数、T/Sパラメータも測定できます。

高速 – 高信頼性 – トレーサブル
バーコードリーダーがあれば、返却されたスピーカーを簡単に確認できます。型番、シリアルナンバー、測定パラメータ、テストのワークフローを自動で読み込みます。それから測定用マイクロホンの前にスピーカーをセットしてシステムに接続します。測定に要する時間は、サイズや内蔵するドライバーの数によって異なりますがおよそ1~4秒です。システムは測定結果をあらかじめ保存された同型の良品によるリファレンスデータと比較し、合否を判定します。不良と判定された場合、サービス部門向けに測定レポートが生成されます。

ノイズキャンセル機能
騒音のある環境に対応するため、精巧なキャンセレーションアルゴリズムにより被測定スピーカー以外から発生する音を取り除き、僅かな不具合でも確実に検出します。各テストパラメータは本社部門で一元管理し、別の場所にある支社部門へ供給できます。

 

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