2014年 1月 28日

XL2アナライザを使用した磁気ループシステム(AFILS)の測定



XL2オーディオアナライザは、磁気ループシステムのコミッショニングと検証向けテストソリューションを提供します。ファームウェアのバージョンアップにより、周波数レスポンスを電圧単位dBuで測定できるようになりました。これにより、磁気ループシステム設置後にIEC 60118-4規格に準拠した検証が可能です。

 

 

磁気ループシステム(AFILS = Audio Frequency Induction Loop System)は、補聴器ユーザーの音声の聞き取りを補助する設備です。システムが必要とされる教会、劇場、映画館など多くの場所に設置されています。IEC 60118-4規格に準拠した測定は、XL2アナライザと磁気ループレシーバーと組み合わせることにより可能になります。XL2はファームウェアバージョンV2.60以降、測定単位dBu、dBV、Vで1/3オクターブのスペクトラム解析が可能になりました。この新しい機能は、規格の要件を満たすと同時にシステムの検証を容易なものにしています。

磁気ループシステム用テスト信号
磁気ループシステムの周波数レスポンス測定は、100 Hzから5 kHzのバンドパス・ピンクノイズが使用されます。この専用のテスト信号は、ホームページから無償でダウンロードできます。そして、リファレンスグレードのテスト信号ジェネレータMinirator MR-PRO にインストールして使用します。

合否判定機能
磁気ループシステムを設置する際には、周波数特性が100 Hzから5 000 Hzの帯域において、(1 kHzを基準として)±3 dBに規定されています。XL2アナライザはスペクトラルリミット・オプションを追加することにより、この規定値を満たしているか合否判定できます。室内各ポイントにおいて磁気スペクトラムを測定する間、XL2アナライザはデフォルト値として設定された±3 dBのトレランスバンドを基に合否判定結果を表示します。

詳しくはこちら

 

 

 


ダウンロード

 

 

  • 最新XL2ファームウェアのダウンロード(無償)は こちら
  • Minirator MR-PROサポートページにて、バンドパス・ピンクノイズ信号をダウンロードできます。こちらをクリックし、お使いのMiniratorを登録してください。

 

 


プレス用の写真がこちらからダウンロードできます。

 

 

 

 

Categories: アーカイブ

Tags: