2024年 3月 7日 XL3アコースティックアナライザーを使った遮音性能測定の効率がUPしました 大規模な建物での建築音響の測定には、各室間の音の遮断性を決定するために数百もの個別の測定が必要です。そのため、効率的な作業手順が重要です。XL3ファームウェアのV1.28では、この目的に役立つ便利な新機能が追加されました。 XL3 V1.28ファームウェアは、複雑な遮音性能測定プロジェクトの作業を効率化することに重点に置いています。 不要な追加の測定を省きます XL3の作業手順では、測定結果を共有することができます。音源室で測定されたレベル(L1)は、隣接する受音室の計算に再利用できます。各区画ごとにL1を再度測定する必要はありません。同様に、受音室で測定された背景騒音(B2)や残響時間(T2)のレベルも、隣接する音源室の計算に活用できます。 XL3のユーザーインターフェースでは、ユーザーはこれらの既存の測定値を手軽にインポートできます。これにより時間を節約できます。 B2とT2の受音室の測定データの取り込み 柔軟な測定ワークフロー 多くの壁で仕切られた室間の遮音性能測定は複雑なものです。すべての隔壁を測定する必要があります。XL3では、分かりやすい手順に従って作業ができ、予期しない問題にも対応できます。例えば、一時的に室内に入れない場合でも、XL3を使ってその隔壁で可能な測定を行い、後で不足している測定を追加できます。この機能は、エクスプローラービューから操作できます。 XL3 測定エクスプローラービュー このトピックに関するウェビナーが2024年4月11日に開催されます。ご興味があればこちらからお申込みください。 ヒント:測定シリーズとして保存されたサウンドレベルや残響時間の測定は、再び開始して続けることができます。 このショート動画では、新しいXL3ファームウェアのインストール方法を紹介しています。また、ファームウェアV1.28もこちらからダウンロードできます。 ご質問はこちらへ:info@nti-audio.com XL3 サウンドレベルメータの詳細はこちら Categories: 室内 / 建築音響, ハンドヘルドExelライン Tags: