2022年 1月 17日

絶え間なく進化するXL2サウンドレベルメータ

絶え間なく進化するXL2サウンドレベルメータ

XL2サウンドレベルメータをお使いいただく方々へのお知らせです。NTi Audioではお客様からのご要望の多い機能を継続的に追加しています。これらの新機能は無償のアップデートにより使用可能になります。

最近では、新しい測定用マイクロホンM2340に搭載されるシステムセルフテスト(CIC)機能に対応可能になりました。この優れた機能は、特にNoiseScoutユーザーの方々や無人騒音モニタリングステーションを運用する方々を対象としています。

屋外騒音モニタリング分野でのもう一つの新しい活用法は、M4261測定用マイクロホンにWP61ウェザープロテクションを装着する際、水平方向からの入射音を補正できるようになったことです。これにより1/2インチマイクロホン(M230およびM2340)で実績のあるWP30に加え、M4261 Class 2マイクロホン使用した屋外騒音モニタリングソリューションを提供可能になりました。

さらにNC値測定の規格であるANSI/ASA S12.2-2019に対応したことで、より広範な分野の測定アプリケーションにもソリューションを提供できるようになりました。このアップデートは、特にアメリカやアジアのユーザーの方々がオフィスなどの騒音を分析する際に有効です。

またXL2 振動計には、録音されたWAVファイルを自動で分かりやすくネーミングする機能が追加されました。この機能はデータを分析する際に役立ちます。例えば測定中にオーバードライブのデータを簡単に検出でき、未検出の不正確なデータを防ぐことができます。

XL2サウンドレベルメータの最新ファームウェアバージョン4.80では、残響時間測定中に非常に高いサウンドレベルにより入力レンジの範囲外になった場合に分かりやすく通知します。これにより、オペレーターは音源のレベルを下げて、すぐに測定を繰り返すことができます。

最後に、XL2でエクステンデッドアコースティックパック・オプションがアクティベートされると、周波数帯域20〜200 Hzに限定したA特性レベルを選択することができます。このレベルは、例えば野外イベントにおける低周波音の指標として使用できます。

XL2サウンドレベルメータとオプションについて詳しくはこちら

最新XL2ファームウェアのダウンロードは こちら