2015年 2月 25日

NTi AudioのSTIPAが発売10周年

Happy Birthday STIPA!

NTi AudioのSTIPAが発売10周年

この度、NTi Audioが音声明瞭度測定用としてハンドヘルド測定器に導入したSTIPAが発売から10周年を迎えました。この間、NTi AudioのSTIPA測定器は世界で最も数多く使われるようになり、業界標準の座を獲得しました。STIPA導入10周年を受け、これまでNTi Audioが国際規格委員会と連携し、どのようにSTIPAの開発を率先してきたか、経緯を振り返りながらご紹介いたします。

BOSE 社Acoustic Professional部門のシニアデザイナーThomas Steinbrecher氏の助言により、STIPA測定プロセスのアルゴリズムがNTi Audio測定器に追加されました。NTi Audioは国際規格委員会との協同作業により、当時進行中の音声明瞭度測定器の開発に貢献しました。その後、STIPAメソッドは改良され、人が感じる音声明瞭度に対する相関性をより高めています。

Thomas Steinbrecher氏は次のように回想しています。「STIPAが開発される前、音声明瞭度は極限られた専門化が複雑で高価な測定器を使用して測定していました。STIPA開発の重要な課題は、測定プロセスを単純化し、誰でも簡単に測定を実施できるようにすることでした。まさにNTi Audioは、このメソッドをハンドヘルド測定器へ正確にインテグレーションすることに成功しました。STIPAの開発が成功したことにより、空港、駅、その他の公共施設におけるアナウンスの明瞭度が過去10年の間に劇的に改善されました。我々がこの分野で良い貢献をできたことを喜ばしく思います。」

加えて、NTI Audio CEOの Philipp Schwizerは「我々NTi Audioがこのような重要な開発に携われたことを誇りに思います」と述べています。

NTi Audioの測定器は、アナウンス放送設備の全ての音声経路、すなわちアナウンスマイクロホンの前にいる話者から聴衆の耳に到達するまでの明瞭度を測定できます。TalkBoxはリファレンス音響音源を提供します。XL2はハンドヘルド型の特長を生かし、施設の隅々まで明瞭度を測定できます。使い勝手の良さ、幅広い機能、レポート作成の自動化により、NTi AudioのSTIPA測定器は、世界で最も使われるようになりました。音声明瞭度は、2011, 2003, 1998年に発刊されたIEC 60268-16規格に準拠して測定されます。ハンドヘルド型のXL2は、PCがなくても統計的平均、変調指数、暗騒音を計算に入れた測定が可能です。これにより現場での測定作業がXL2単体で完結できます。


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