2021年 11月 15日

ワンストップ建築音響向け測定ソリューション

ワンストップ建築音響向け測定ソリューション

NTi Audioは、建築音響向けのワンストップ測定ソリューションを提供しています。その主たる製品が遮音性能評価レポーターソフトウェアです。当ソフトウェアは、各測定プロセスを通じて測定データを音源室と受音室に自動で割り振り、それらの数値を平均化します。最新バージョンでは、いくつかの国別に要求される機能が言語とともに追加され、規格に準拠したレポート作成が大幅に簡素化されました。

測定システムについて

テスト音源は、可搬性に優れたDS3 12面体スピーカーから出力されます。このスピーカーには、専用のPA3パワーアンプが用意されており、ワイヤレスのリモコンまたはネットワーク接続で出力オン/オフできます。そして、音源室と受音室の片側、または両側に設置されたXL2アコースティックアナライザーで測定されます。

遮音性能評価レポーターソフトウェアは、先ず測定項目ごとに得られた結果を各室に割り振り、データを可視化させます。そしてアベレージングの後、残響時間と暗騒音レベルを統合して規格に準拠した測定レポートが作成されます。また、測定レポートの言語の選択、ロゴの付加やテストの細目を記載できます。当システムは、建築音響の試験所測定にも適しています。

 

遮音性能評価レポーターに新たに追加された機能

遮音性能評価レポーターV1.36は、スイス(SIA 181:2020)、オランダ(NEN 5077:2019)、米国(ASTM E336-20)の最新規格に準拠しています。これらに加えて、ISO 16283に準拠した交通騒音を対象音源としたファサード遮音やドアの空気伝搬音の遮音、ISO 10140に準拠した「ラバーボール」のインパルス音源を使用した衝撃音の遮音性能を評価できます。さらに、DIN 4109に規定されている「Global」測定法を用いて遮音性能を示す指標R'で評価することができるようになりました。この新しいバージョンのリリースに際しては、使いやすさを追求したいくつかの改善も行われています。

遮音性能評価レポーターは、永久ライセンス版、または年間サブスクリプションでご利用いただけます。最新バージョンは、ライセンスをお持ちのお客様であれば無料でご利用いただけます(パッケージのダウンロードは こちら)。

Categories: 室内 / 建築音響

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