2013年 11月 29日

XL2がオーディオ信号の周波数スペクトラム測定機能を新たに装備



XL2アナライザは、オーディオ機器のスペクトラム解析用にdBu、dBV、V単位を新たに装備しました。このオーディオ機器の周波数レスポンスと固有ノイズの測定機能により、XL2はよりパワフルなハンドヘルド型オーディオアナライザに生まれ変わりました。

XL2でオーディオ信号の周波数スペクトラムをdBu、dBV、V単位で解析するには、標準装備機能のオクターブ、1/3オクターブ、リニアFFT解析を使用します。全ての測定結果は、後にPCのスプレッドシートプログラムで解析できるようASCIIデータとして保存できます。

音響設備のプロオーディオ機器向け測定ソリューション
XL2アナライザは音とオーディオ信号のどちらも測定できるため、電気音響設備や非常用放送システムの設置やサービスに理想的な測定ソリューションを提供します。また、背面に小型スピーカーを内蔵しており、測定中のオーディオ信号をモニターできます。XL2オーディオアナライザは、2 µVから25 Vの幅広いレベルレンジ、正確な周波数測定、様々なウェイティングフィルタ、-100dBに及ぶSN比を実現しており、プロ用オーディオシステムの解析に必要な機能性を満たしています。

dBSPL単位への自動切り替え
XL2は、NTi Audioの測定用マイクロホンが接続されたことを感知し、自動で単位をdBSPLに切り替えます。この単純でありながら効果的な機能により、XL2はオーディオ測定器からサウンドレベルメータへ自動切り替えが可能です。

XL2による生産工程での品質管理
XL2は今回の追加機能により、ハンディでより費用対効果が高いオーディオアナライザに生まれ変わり、オーディオ機器の生産工程での品質管理に最適です。さらに、XL2はスペクトラムリミット・オプションと組み合わせることにより、1/12オクターブバンド解像度の周波数レスポンスを測定でき、リファレンスのスペクトラムとの比較も可能です。比較した結果は、合否判定PASS / FAILで表示できます。またXL2はUSBインターフェースを装備しており、このデジタルI/Oを使い、判定結果から外部機器にトリガを掛けることができます。USBインターフェースはPCアプリケーションによるコントロールやモニターにも利用できます。

オーディオ信号のdBu、dBV 、V単位でのスペクトラム解析には、XL2のファームウェアバージョン2.60以上が必要です。XL2スペクトラムリミット・オプションは、解像度を1/12オクターブまで拡張します。また、XL2リモート測定オプションは、XL2のモニタリングとコントロールをPCアプリケーションの自動化されたテストシーケンスに統合することができます。


ファームウェアV2.60は こちらからダウンロードできます。
XL2オーディオアナライザに関する詳しい情報はこちら

プレス用の写真がこちらからダウンロードできます。

Categories: アーカイブ

Tags: