2015年 7月 2日 パリのイベントでXL2が導入されました 2015年5月30日(土)~31日(日)、パリで「We Love Green」フェスティバルが開催され、およそ3万人の人々が集まりました。イベント期間中、近隣騒音によるトラブルを避けるため、会場内の各所でXL2によるサウンドレベル測定が実施されました。 「We Love Green」は、非常に注目されているエコフェスティバルです。主催者は、観客に適切なサウンドレベルで心地よく音楽を聴いてもらうことに注力しました。そして、XL2 3台をモニタリングステーションに設置し、音楽の音量を許容リミット内に抑えました。入念な準備とセッティングによりこのイベントは成功しました。パリに拠点を置くオーディオマネージメント企業Intelligence Audio社は、レンヌにあるAcoustique Audio Conseil AAC社と2年連続で協力し、フェスティバル会場とその周辺のサウンドレベルを測定し、結果をレポートにまとめました。 近隣騒音モニタリング 騒音が発生する時間の長さ、頻度、強度により近隣住民への迷惑、および健康を害する恐れがある場合、騒音は許容範囲外であると考えられます。騒音レベルは帯域や高さが時間により変動するため、LAeq(等価騒音レベル)として一つの値で評価されます。その他、法律で定められているレベルとしてL90、L50、L10等のLn値(時間率騒音レベル)があります。この用途に合わせてXL2-TA Class 1サウンドレベルメータが使用されました。そして、フェスティバル会場周辺のレベルを測定しました。XL2はこれら全ての測定パラメータを簡単に測定し、内蔵のSDカードに保存できます。さらにデータエクスプローラ・ソフトウェアにより詳細な解析とレポート作成が可能です。 ライブサウンドモニタリング フェスティバル期間中、許容されているサウンドレベルリミットに近づいた場合、XL2は信号表示システムによりリアルタイムでFOHに警告しました。この用途には2台のXL2 Class 2サウンドレベルメータが使用されました。これらは、それぞれ二つのステージ前の最大音量ポイントに設置されました。聴衆が手の届かない柵の前に測定用マイクロホンを設置し、XL2のK SET補正機能を使い聴衆エリア内の最大音量ポイントにおけるサウンドレベルを測定することが可能になりました。そしてLAeq値が記録され、イベント後に詳細なレポートが作成されました。このプラットフォームは「Christine & The Queens」や「Julian Casablancas & The Void」のステージでも有効に活用されました。 これらの導入されたXL2により、最大許容サウンドレベルが守られ、イベント来場者と近隣住民の双方にとっての利益を確保できました。 XL2サウンドレベルメータについて詳しくはこちら Acoustique Audio Conseil AACについて詳しくはこちら プレス用の写真がこちらからダウンロードできます。 Categories: アーカイブ Tags: