2014年 1月 9日

2014年アジア競技大会開催に向けた南洞スタジアムにおけるコミッショニング

2014年アジア競技大会開催に向けた南洞スタジアムにおけるコミッショニング

このほど、2014年アジア競技大会が開催される韓国仁川市にある南洞スタジアムに於いて、XL2アナライザを使用したコミッショニングが行われました。最新型のこのスタジアムでは、2014年ラグビーアジア選手権も開催されます。


韓国の音響設備会社Sovicoは、仁川の南東に位置する南洞スタジアムに於いて、新しい音響設備のコミッショニングにハンドヘルド型XL2オーディオ&アコースティックアナライザを使用しました。試験の目的は、新しい音響システムの観客および競技エリアにおける音声明瞭度と音圧レベルの評価です。現場での測定は、Sovicoの音響コンサルタントGun Chang Moon M.Sc.氏と彼のチームが、NTI AudioのMinirator MR-PROとXL2アコースティックアナライザを使用して実施しました。Moon氏は最終テストに先立ち、これらの測定器を使用して全てのスピーカーのポラリティを周波数帯域ごとに詳しく検証しました。また、アナウンスシステムの音響調整にも同測定器が使われました。

スタジアム内42箇所における測定手順
Moon氏は座席エリア(8100人収容可)から33箇所の測定ポイントを指定し、さらに競技エリアから9箇所の測定ポイントを選択しました。先ず音響制御室にあるオーディオシステムにMiniratorを接続し、音声明瞭度測定用のテスト信号を出力します。テスト信号は通常のアナウンスレベルでスタジアム中に流れます。XL2で指定された場所の音声明瞭度と音圧レベルを同時に測定します。また、XL2のアペンドモード(複数の測定結果を一つの測定データファイルに自動的に収録)により、測定ポイント網にデータが読み込まれます。


最大0.84 STIの音声明瞭度値を測定
音圧レベルに関して座席外側で77dB、ほぼ真ん中で90dBとなり、このエリアの95%において0.55STI以上の音声明瞭度が確保されています。さらに座席エリアの真ん中付近では音声明瞭度が0.84STIに達しており、スタジアムの音響が非常に優れていることを示しています。競技エリアのサウンドレベルは±3dBで分布し、音声明瞭度は平均0.75STIに達しています。これらの測定結果から、南洞スタジアムの新しいPAシステムが非常に優れていることが確認できました。

ドキュメンテーション作成の手間削減
このプロジェクト後、Moon氏は次のように述べています:「ハンドヘルド型XL2アコースティックアナライザのおかげで、1時間足らずでスタジアム全体の音声明瞭度を検証することができました。さらにXL2の自動化されたドキュメンテーション機能により、報告書を作成する際には、予め定型化した測定ポイント網にデータを読み込めるため、多くの手間が省けました。」

南洞スタジアムでもうすぐ開催されるアジア競技大会では、観客と競技者へ素晴らしい音響が提供されるでしょう。

詳しくはこちら
www.nti-audio.com/XL2
www.sovico.co.kr
www.incheon2014ag.org/en (2014年9月19日~ 10月4日)

プレス用の写真がこちらからダウンロードできます。

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