XL2アコースティックアナライザは、無人状態の部屋の背景ノイズスペクトルを規格に基づいて測定します。得られた周波数スペクトルはノイズカーブによって分類されます。ノイズレーティングは、測定されたノイズスペクトルが「接触」した最も高いノイズカーブの値(1 dB刻み)として指定されます。
これにより、測定対象の部屋の背景ノイズが指定された要件を満たしているか、またはその部屋を使用する人々に不快感を与えないかを迅速に確認できます。このノイズカーブ機能はオプションであり、機器にスペクトラムリミットオプションをインストールする必要があります。

XL2は、16 Hzから8 kHzの間で最も高いノイズカーブレーティングを持つ周波数帯を表示します。さらに、500 Hz、1000 Hz、2000 Hz、4000 Hzのオクターブバンド音圧レベルを平均して、**スピーチインターフェレンスレベル(SIL)**も計算します。
XL2アコースティックアナライザが測定するノイズカーブ:
- ノイズ基準(Noise Criteria, NC): ANSI/ASA S12.2-2019
- 室内ノイズ基準(Room Noise Criterion, RNC): ANSI/ASA S12.2-2019
- 室内基準(Room Criteria, RC): ANSI/ASA S12.2-2019
- ノイズレーティング(Noise Rating, NR): ISO/R 1996-1971
- PNCレーティング: ASA 1971