残響時間RT60
XL2アコースティックアナライザは、Schroederメソッドにより63Hzから8kHz、1オクターブバンドで音響エネルギーの減衰時間を測定します。オートトリガーと複数回測定の平均化機能は、測定を容易にするとともに、測定作業時間を削減します。テスト信号は、インパルスソースかゲーテッド(間欠)・ピンクノイズを使用します。オプションのエクステンデッド・アコースティックパックにより、1/3オクターブ解像度のRT60 測定が可能になります。また、同じくオプションの「室内音響レポーター」を使用することにより、規格で推奨される標準値と比較できます。

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音声明瞭度STI
STIPAオプションがインストールされているXL2は、最新のIEC 60268-16:2011(edition 4) および旧エディションに準拠した音声明瞭度を測定でき、周囲騒音補正と測定値のアベレージング機能がサポートされています。STIPA値は、7つのオクターブバンド各々のレベルと変調指数を基に算出され、STI(Speech Transmission Index) またはCIS(Common Intelligibility Scale)で表示されます。これにより、ISO 3382-3規格に準拠したオープンプランオフィスにおける指標「Distraction distance」や「Privacy distance」を評価できます。

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音圧レベル
XL2は高性能なサウンドレベルメータであり、室内音響測定に必要な広範囲な音圧レベル測定機能を装備しています。例えばLeq、Lmax、Lminの値を、周波数重み特性A、C、Zおよび時間重み特性F、Sで同時に測定することができます。

収録された全てのログデータをリムーバブルSDカードに保存できます。同時に、XL2は測定後の検証用としてWAVファイルレコーディングが可能です。また、個々の測定にボイスノートを付加できます。
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暗騒音スペクトル
リアルタイムアナライザ(RTA)は、室内音響の最適化に使用できます。XL2はワイドバンド値 と、リアルタイムスペクトルをIEC 61260 class 0 規格に準拠して1/1または1/3オクターブバンド解像度で測定します。ワイドバンドサウンドレベルとRTAスペクトルは、一つのディスプレイ上で同時に見ることができます。

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NC曲線
XL2アコースティックアナライザは、室内の暗騒音レベルを各種評価曲線による指標で評価できます。日本で多く用いられているNC値は、オクターブバンドの騒音スペクトルが評価曲線(NC曲線)に接する最も高い値で表されます。また、SIL値(speech interference level)がNC値と同時に算出されます。NC曲線による評価機能はスペクトルリミット・オプションで可能になります。

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