室内音響向けテストソリューション

Test Solution Room Acoustics

室内音響セットは、住居、教室、講堂、オフィス、劇場、コンサートホール、空港・駅のターミナルなどの室内音響空間における特性を測定、評価します。本セットは、DS3 12面体スピーカーセット、XL2アコースティックアナライザ、室内音響レポーターソフトウェアで構成されています。すべての測定は規格に準拠して実施されます。

概要

室内音響は、閉ざされた室内空間における音や騒音の波動、反響を表します。
一般的な室内音響の測定項目は以下の通りです。

室内の音響特性は、その室内の使用目的や用途に適したものであるべきです。例えば教室においては、明瞭な発話には0.5秒から1.0秒の残響時間が理想とされます。コンサートホールでは、2秒から3秒の残響時間が豊かな響きを与えられるということで理想とされます。測定に基づき、室の再設計や壁または天井に防音材を設置することで、閉空間における音響特性を改善することができます。

音源

室内音響の測定には、拡散音場における音源、つまり音響エネルギーがすべての方向に対して一様に放射される測定環境が必要です。そのため、正確な測定には、全指向性の放射特性を持つ音源が最も適しています。


DS3 12面体スピーカー

DS3 Dodekaeder-Lautsprecher

DS3 12面体スピーカーは、パワフルな全指向性音源です。12個の同型スピーカーユニットが各面に配されています。残響時間を正確に測定するため、高出力の音響エネルギーをイコライズにより最適化された周波数スペクトルで放射します。さらに、オープンプランオフィスにおける空間減衰率を評価するためのテスト音源も提供します。

PA3

DS3を駆動するポータブル型PA3パワーアンプには、イコライズされたピンクノイズが装備されています。また、付属のワイヤレスリモートコントロールにより、テスト信号を室外からON/OFFできます。

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TalkBox

TalkBox

TalkBoxは、音声明瞭度を測定するための音響信号発生器です。TalkBoxはSTIPAテスト信号とメッセージについて、IEC60268-16規格に準拠して送話(60 dBA @ 1 m)をシミュレートします。さらに、サイン波、ピンクノイズ、ホワイトノイズ、ポラリティ、ディレイなどの幅広いテスト信号、およびアナウンスメッセージを出力します。ラインレベルのバランス入出コネクターを装備し、内蔵するスピーカーはFIRフィルタでイコライズ(レベルと位相)されています。

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Minirator MR-PRO

MR-PRO

Minirator MR-PROは、RT60測定用として低クレストファクタのピンクノイズを自動間欠出力します。さらに、音声明瞭度測定用信号、サイクルタイムの編集可能なスイープ信号を出力できます。すべてのテスト信号が、DS3 12面体スピーカーセットで再生できます。

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XL2アナライザ(室内音響向け)

 

残響時間RT60

XL2アコースティックアナライザは、Schroederメソッドにより63Hzから8kHz、1オクターブバンドで音響エネルギーの減衰時間を測定します。オートトリガーと複数回測定の平均化機能は、測定を容易にするとともに、測定作業時間を削減します。テスト信号は、インパルスソースかゲーテッド(間欠)・ピンクノイズを使用します。オプションのエクステンデッド・アコースティックパックにより、1/3オクターブ解像度のRT60 測定が可能になります。また、同じくオプションの「室内音響レポーター」を使用することにより、規格で推奨される標準値と比較できます。

XL2 RT60 Nachhallzeitmessung

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音声明瞭度STI

 

STIPAオプションがインストールされているXL2は、最新のIEC 60268-16:2011(edition 4) および旧エディションに準拠した音声明瞭度を測定でき、周囲騒音補正と測定値のアベレージング機能がサポートされています。STIPA値は、7つのオクターブバンド各々のレベルと変調指数を基に算出され、STI(Speech Transmission Index) またはCIS(Common Intelligibility Scale)で表示されます。これにより、ISO 3382-3規格に準拠したオープンプランオフィスにおける指標「Distraction distance」や「Privacy distance」を評価できます。

Speech Intelligibility STI

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音圧レベル

XL2は高性能なサウンドレベルメータであり、室内音響測定に必要な広範囲な音圧レベル測定機能を装備しています。例えばLeq、Lmax、Lminの値を、周波数重み特性A、C、Zおよび時間重み特性F、Sで同時に測定することができます。

XL2 Sound Level Meter

収録された全てのログデータをリムーバブルSDカードに保存できます。同時に、XL2は測定後の検証用としてWAVファイルレコーディングが可能です。また、個々の測定にボイスノートを付加できます。

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暗騒音スペクトル

リアルタイムアナライザ(RTA)は、室内音響の最適化に使用できます。XL2はワイドバンド値 と、リアルタイムスペクトルをIEC 61260 class 0 規格に準拠して1/1または1/3オクターブバンド解像度で測定します。ワイドバンドサウンドレベルとRTAスペクトルは、一つのディスプレイ上で同時に見ることができます。

XL2 Sound Level Meter

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NC曲線

XL2アコースティックアナライザは、室内の暗騒音レベルを各種評価曲線による指標で評価できます。日本で多く用いられているNC値は、オクターブバンドの騒音スペクトルが評価曲線(NC曲線)に接する最も高い値で表されます。また、SIL値(speech interference level)がNC値と同時に算出されます。NC曲線による評価機能はスペクトルリミット・オプションで可能になります。

XL2 Sound Level Meter

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室内音響レポーター

XL2アコースティックアナライザは、測定データをSDカードに保存します。これらテキスト形式で保存されたデータは、MS Excelなどのスプレッドシートに簡単に読み込むことができます。 さらに詳しく室内音響を検証するために、「室内音響レポーター」ソフトウェアが用意されています。

Projector PRO XL View

室内音響レポーターは、RTAによる周波数応答スペクトルや残響時間測定の解析とともに、レポートの自動作成機能を装備するPCソフトウェアです。XL2サウンドレベルメータに記録された測定データの可視化および詳細な解析ツールは、音響分野の専門家の方々を広範囲にサポートします。

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ダウンロード

オーダー情報

XL2 Building Acoustics Kit

ベーシック室内音響用XL2測定セット

セット内容
  • XL2 アコースティックアナライザ
  • 室内音響レポーター
  • M4261測定用マイクロホン
  • Minirator MR-PRO
  • ASDケーブル
  • ACアダプタ x2
  • システムケースExel
 

プロフェッショナル室内音響用XL2測定セット

セット内容
  • PA3 パワーアンプ
  • DS3 12面体スピーカー
  • DS3用スタンド
  • XL2 アコースティックアナライザ
  • エクステンデッドアコースティックパック
  • 室内音響レポーター
  • M2230測定用マイクロホン
  • ASDケーブル
  • ACアダプタ
  • システムケースExel

オプション
 

音声明瞭度オプション

音声明瞭度STI測定用

スペクトラムリミットオプション

NC値測定用

NTi Audio TalkBox

音響信号発生器

音響校正器 Class 1

マイクロホン感度校正用

お問い合わせ先