サイン波
Miniratorは、ユーザーが選択可能な周波数と振幅で純粋なサイン波形を生成します。周波数のステップ間隔は最小0.1Hzまで設定可能です。
- 選択可能な周波数範囲: 10 Hz ～ 20 kHz
- レベルレンジ: -80 ～ +18 dBu
スイープ
開始周波数と停止周波数、ステップ時間、および1/12オクターブまでの細かいステップ解像度を調整可能です。この信号は、オーディオアナライザが自動的にトリガーをかけ、テスト対象デバイスの周波数応答を記録します。
チャープ信号
チャープ信号は、時間経過とともに周波数が連続的に上昇する対数または線形のサインスイープ信号です。主な用途には、周波数応答の記録、インパルス応答測定、および部屋の音響評価が含まれます。
ディレイテスト信号
ディレイテスト信号は、教会や講堂などにおけるスピーカー間の音響伝搬遅延時間を測定するための指定基準信号です。
遅延ラインの正確な設定に適しており、信号源の指向性を最適化します。このテストは、サウンドレベルメータと組み合わせて実施されます。
ピンクノイズ&ホワイトノイズ
ピンクノイズやホワイトノイズは、高いスペクトル密度、正規分布の振幅、および無限の周期時間を持つ形で生成されます。さらに、Miniratorはゲート付きピンクノイズ（オン/オフ周期1～9秒）を生成し、サウンドレベルメータを使用した残響時間測定を簡単に行うことができます。
ポラリティ
スピーカーやオーディオ信号の極性を測定するためのテスト信号です。鋸波（ソートゥース波形）は、スピーカーへの負荷を抑えた理想的な刺激信号です。このテストは、XL2オーディオおよびアコースティックアナライザ、またはMinilyzer ML1と組み合わせて実施されます。
ユーザー WAVファイル *.wav (MR-PROのみ)
Minirator MR-PROは、音声明瞭度の検証などに使用される追加のファクトリーテストファイルを提供します。さらに、圧縮されていないWAVファイル形式でユーザー独自のテスト信号をMR-PROのメモリに保存することが可能です。選択したファイルはシームレスにループ再生されます。USBポートを介して簡単にWAVファイルを交換できます。
- プリインストール: STIPA, 音声, 音楽
- サポートページからダウンロード可能なユーザーファイル：
- 1/3および1/1オクターブピンクノイズ
- 方形波: 10 Hz - 5 kHz
- サイン波: 1 Hz - 10 Hz
- IEC60268-5 準拠のパワーテスト
- EN60065に準拠した規格信号
- シネマヘッドルームテスト
